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『今年の夏は長引きそう』という予報が出ている。 くれぐれも残暑にやられたりしないように注意しなければ。 旅行のシーズン到来の前触れとして、 数年前の秋に訪れた四万十川の情報をアップする。 この旅は、私のリフレッシュ休暇の折に、一人で出かけたものである。 ********* 第一日目 20年目のリフレッシュ休暇の事である。 掃除をしに、和歌山の実家に帰った。 ついでに、以前から行きたいと考えていた、南四国の旅を計画した。 2泊3日の強行軍だが、南四国を端から端まで車で走ってこようと目論んだ。 朝5時に目覚ましをかけた。 前日に買っておいた、小倉デニッシュのパンをかじりながら、車に荷物を詰め込む。 家を6時前に出ることが出来た。 和歌山港からフェリーで徳島に向かうつもりだ。 所要時間は2時間だ。 神戸−淡路島を経由して、陸上を走るのと、時間もお金も変わらない。 フェリーだと、その間寝ていられる。 今回、神戸も淡路も通り道なのだ。 だから私はフェリーを選択した。 料金は8800円。 7時30分発のフェリーは混んでいない。 30分前に着いていれば、その場で乗車券が購入できる。 乗車券を買って、待合室の喫茶店でモーニングサービスを食べながら待った。 平日だ。乗客は定員の4分の1にも満たないだろう。 2等席に大の字になって横になった。 うとうとしながら2時間を過ごす。 台風が近づいてきているということだったが、ほとんど揺れはなかった。 9時過ぎに、無事徳島港に上陸する。 ここから高速道を駆使して、四国最南端の足摺岬までひた走るのだ。 まず、徳島港から北上し、徳島道の入口を目指し、鳴門の方角に向かう。 徳島道の入口から、今度は西に真っ直ぐに走っていく。 徳島道は、ほとんどが片道1車線の対面通行。 所々に追い越し車線をもうけている。 その場所では高速車が、勢い良く低速車を抜いていくのだ。 私は今回、観光に来ているので、ゆっくり周りを見ながら進みたい。 80Km/hも出ていればいいのだが、 後ろからあおられて、ついついスピードを出してしまう。 片道1車線の高速道路は気を使って疲れるものである。 四国の高速道路は各県の名前がついた4本、 香川道、愛媛(松島だったかな?)道、徳島道、高知道。 4本の高速道路は、四国中央の県境でクロスする。 そこから高知道に乗り換えて南下した。 この道の多くも、片道1車線だ。 高知に近づいたところから、やっと2車線になった。 高知サービスエリアで休憩。 何も無い。 ここまで、徳島から170Km。 時間は11時30分だ。 トイレにいって、パンをかじり、再び走り出す。 高速道路は須崎まで。 (徳島からの距離:196.7Km。高速料金:4400円) ここからは一般道だ。 一般道でも道幅の広く、整備されたいる。 所々で地元の車が、超低速で走っているのに捕まったが、 大体において、時速60Km/h以上で走ることができた。 四万十川市(旧中村市)近くになると、道が海岸線に近づき、太平洋が見えてきた。 全体に、靄っている。 黄砂が飛んでいるときの夕暮れのようだ。 しかし、たぶんこれは、波しぶきがあがって、その水滴によるもやと思われる。 宿の予定は中村市だが、一度通り過ぎる。 (距離:275.6Km。時間:1:36) 先に四国最南端を目指した。 土佐清水市に入って、ガソリンを補給する。 (27.6l。3600円。2時過ぎ。297.6Km) そこから、半島に入っていく。 足摺岬スカイラインと名前のついた道を選んだ。 スカイラインだから景色がいいのだろうと予想したが、そうではなかった。 どんどん山に登っていき、半島の先端で下ってくるのだ。 くねくねとしていて走りづらかった。 景色もよくない。 足摺岬の駐車場に車をとめ、デジタルカメラと三脚を持って灯台に向かう。 足摺岬の灯台には入ることが出来ない。 人が在中していない。 絶壁に立っていて、さして大きくもない。 写真に入りやすいサイズだ。 近くを散策して太平洋を望む。 180度のパノラマ。 見ていて飽きない。 なんとなく、ぼうっとして見えるのは、波しぶきで霞んでしるためだろうか。 瀬戸内海の海を見慣れた私は、大海の怒吼を見入ってしまう。 太平洋の海岸線に降りたくて、絶壁に沿って西に向かった。 途中から下っていくハイキングコースがある。 灯台から15分ほどで、海岸線に降りることができた。 『白山洞門』と命名された、波が岩をくりぬいてできた、自然のアーチがあった。 そこに、荒々しい波が押し寄せてきては、大きな渦としぶきを上げる。 シャッターチャンスを伺い、10分以上見とれていた。 頭の中では、火曜サスペンスのテーマソングを聞こえてくる。 最後の謎解きに使われるであろうロケーションだ。 1時間ほど散策して、駐車場に戻った。 入口にジョン万次郎の大きな像が立っていたので、写真をとった。 小学校の国語か英語の教科書に載っていた、あのジョン万次郎だ。 四国最南端にあるお寺で交通安全のお守りを買った。 帰りは半島の東側の海岸線沿いを走る。 ローカルバスもこちらを通るらしい。 所々、対面交通の場所があったが、それほど狭くも無い。 スカイラインよりも走りやすいし、距離的にも近いし快適だ。 もう一度来ることもないと思うが、走るならこちらだ。 さて、元来た道を四万十川市に引き返す。 日の入りが近づいていた。 河口から少し川上に遡ったところにある、 観光船乗り場の駐車場に車をとめて川原に出た。 この地点は川幅も広く、水も豊富だ。 穏やかで水の澄んだ川だ。 ときおり大きな魚がはねている。 ぼらだろうか。 それとも幻の魚、赤目だろうか。 夕暮れの写真を何枚も撮ってから、ホテルに向かった。 本日のお宿、『リバーサイド四万十川』にたどり着く頃には日はとっぷりと暮れていた。 ホテルは駅までは歩いて5分ほどのロケーションだ。 風呂を浴びてから、駅前に夕食を取りに行こうかと思ったが、 ホテルの人に尋ねると、繁華街は駅前でなく、役所がある所。 歩くと1時間はかかると言われ諦めた。 今日のところはホテル内で夕食を取ることに決めた。 風呂の後、1階のレストランに入る。 迷ったら、『ホテルの名前の付いたメニューを頼む』、これが鉄則だ。 リバーサイド定食1900円と、ビールを注文した。 定食の内容は以下の通り。 カツオの土佐造り、これだけでも1000円の価値がある。 うまい。 川えびのから揚げ、口の中に刺さるかりかりさと内臓のジュウシーさ。 ビールにはかかせない。 春菊のてんぷらかと思ったのは、川のりだった。 みため、一口目がちょっと固めだったが、口の中で噛み砕いていくと、 のりの香が濃厚に広がっていく。 ごり(魚へんに休と書く)の佃煮。 それと野菜等の煮物と味噌汁だ。 結構食い応えがある。 満足!。 夜は書き物をしながら次の日の予定を立てた。 疲れから11時過ぎには眠りについた。
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