|
回数は飛ぶのだが、3ヶ月の講習(集まり?)が終わったので、 ここまでの状況を書いておく。 私自身は次のクールも引き続き、この教室に通うことにした。 書きかけのミステリーが完成するまでは通いつづけるつもりでいる。 今やっと、7章立てのうちの1章が書き終わったところだ。 このペースでいくと、7クール? 私と同じ時に入った四人のうち、一番若い男性が半ばで辞めた。 彼としては、勉強しているゲームのプログラマーに役立てようとしたのだろう。 教室に来れば、ゲームのストーリを教えてくれると・・・。 しかし、ここは新人賞狙いの教室だった。 そう、飛び交う会話が 「それじゃ、新人賞の審査員が一番に落としてしまうよ」とか、 「ありきたりのストーリは、それだけで落とされるよ」などである。 つまり、純粋に私小説(新人賞は別に狙わない)を書きに来ました。 は、許して(受け入れて)もらえないのだ。 それはそれで、緊張感があって面白い。 実際に教室から出た何人かが、新人賞を獲得しているらしい。 すごい、何がすごいかと言うと、 目の前にいる風采の上がらないおじさんがすごいと思うのだ。 彼は暇な時にはいつも、古本屋を回って、本を買いあさっている。 執筆業と我々に教えてくれている(添削にも多くの時間を割いている)合間に たくさんの本を読んでいる。 だから、頭の中はアイデアで一杯だ。 物語の展開に詰まると、次々といい加減なアイデアを出してきて、 ストーリを変えてしまう。 考証に関しても手厳しい。 当たり前の考証を間違っていると、それだけで1次予選を落とされると言う。 以前から通う人も五人ほどいる。 彼らは、他の生徒の作品に色々と先生と一緒に意見を出す。 私はまだ、笑ったりしているだけで、なかなか言葉をだせない。 アイデアもその場では出せない。 教室が終わってから毎回食事会がある。 そこで、1時間ほど、自由におしゃべりをする。 小説に関係することもあるが、全くのおしゃべりもある。 最期の回に、遠くから見学者が一人お見えになった。 50代後半の女性だ。 先生にメールで添削をお願いしているが、会うのはこれが初めてという。 「昨日からとても興奮してました」 女性は終始、感激しっぱなしだ。 私は、メーリングリストの中で、添削してもらっているので、 他の人のやり取りも見ることができる。 だから、ダメだしが出ても、自分だけじゃないと思うと、 また、がんばれるのだ。 しかし、彼女の場合、 一対一で先生にダメだしを食らう。 忙しい、先生だから、相手を思いやる言葉など無い。 「全然、ダメ、急ぎすぎ」 簡単な言葉で、ずしりと来る。 彼女は、家族から、 「一度先生に会ってきなさい」と勧めれたそうだ。 彼女は、時代ものを書いている。 主人公は江戸時代のお姫さまだ。 「先生が江戸時代の女性はもっと強い」というの。 でも、私の時代の女性はそうでなかったし。 言葉を濁していったが、これはこういうことだ。 女性の性に関する貞操観だ。 江戸の女性は淑女かそうでないかということ。 もちろん、性に対して男女とも、紳士淑女であったのは、 歴史的に見ても昭和前半の時代に生まれた人だけだろう。 大昔も、江戸時代も、最近も、性には大らかだ。 不幸にも、その特異点で生まれた我々は、 潮騒の映画の一場面で、貞操を守ろうとする主人公に エロティズムを感じる貴重な世代だ。 どの時代の人を描くにしても、感情移入し、自分たちの貞操観を植え付けてしまう。 先生は、それは違うとその女性に指摘したのだ。 「当時は、性教育をしっかりして、10歳で経験していたよ」と先生はいう。 そんなことを言っても「そんな経験のない私には」書けないわよね。 と、女性は私に同意を求めるのだ。 面白くもあり、可愛い。 潮騒
|
| << 前記事(2008/06/24) | トップへ | 後記事(2008/06/26)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/06/24) | トップへ | 後記事(2008/06/26)>> |